ショッカーライダー(イコール)にせ仮面ライダーのこと

 

ショッカーライダーは元祖『仮面ライダー』(1971~’73年)に登場した、にせ仮面ライダー。

サブタイトルもズバリ!「兇悪! にせ仮面ライダー」だった。

最終回まで6話を残すのみ、終盤の第92話(実際の登場は前91話より)のことである。

 

ショッカーが生み出した仮面ライダーだからショッカーライダー。

大変分かりやすいネーミングだが、そもそも仮面ライダー1号、2号もショッカーが生んだ改造人間では?……

というツッコミはなし。

もし整合性をとるのであれば、ショッカーはあくまでも

本郷猛(演・藤岡弘、)、一文字隼人(演・佐々木剛)を

「ばった男(初期設定から推察した呼称)」として改造したのであり、

人間の自由のために戦う戦士として創造したわけではない。

(ゲル)ショッカーが初めて意図的に「仮面ライダー」として生み出した改造人間だから「ショッカーライダー」と

命名された……という説明になろうが、これは石森プロ・東映の公式見解ではないのでご留意を。

 

さて、このショッカーライダー。劇中では自らを「ショッカーライダーNo.1」から「~No.6」まで名乗り、

決して自分では「にせライダー」とは言わない。

当たり前と言ってしまえばそれまでだが、そこに「ショッカーライダーとしてはオリジナル」という

彼らのアイデンティティを感じさせる。

 

劇中で立花藤兵衛(演・小林昭二)がダブルライダーに語るとおり「ショッカーライダー個々の能力は

お前たちと対等だ。おまけに怪人特有の特殊能力を持つ相手だ。簡単なことで勝てる相手ではないぞ!」。

後継の常というか当然のごとく1、2号より性能はチューンナップされており、

同じ設計図をベースにしているはずなので、基礎体力及び特殊能力は同じ。

プラス彼らはクラッシャー部より催眠(?)ガスを噴射し、

ブーツのつま先には30cmほどの槍、指(手袋?)の先にロケット弾(?)を内蔵。

ショッカーライダーNo.1と2のみ「本郷猛」の声帯(もしくは発声装置)を備えていることが確認されている。

また、ショッカーライダーNo.1には専用のショッカーサイクロン(イメージカラーは黄)も支給されていた。

 

ヴィジュアルはほぼ98%同じ彼らの正体がバレてしまった理由が、

一文字隼人の「ライダー、いつからそのマフラーを?」のひと言で、

その瞬間、激しい脱力を禁じ得ないものの、のちに敵味方入り乱れての大混戦になった際、

全員マフラーが色違いで両手袋とブーツが黄色くなかったら全く見分けがつかなかったことだろう。

危険を覚悟でマフラーをバラバラに、両手袋とブーツを黄に色指定したゲルショッカー科学班の

判断の正しかったことが頷ける。

 

最期は6人まとめて新必殺技「ライダー車輪」を受けて爆死するが、

そのCGを超えた驚異の映像はDVD等で、じかにその目で確かめてほしい。

そこには壇蜜のような甘く、危険な香りをたたえた「昭和ライダー」の倒錯的魅力にあふれている。

 

そんなショッカーライダーのヴィジュアルイメージを濃縮し、所属組織のゲルショッ

カーマークをあしらった「ショッカーライダーTシャツ」を着て、猛暑とも冷夏とも言

われている厳夏を乗り切っていただきたい。

 

なお、最後にマニアなら誰もが知っているヘビ獣人(蛇足)知識を。

このショッカーライダーのひとりが戦闘中に脳改造から解放され、

仮面ライダー3号として第100話から活躍する予定だったという。

それは『仮面ライダー』放送100回記念を飾る一大イベントのひとつでもあった。

つまりショッカーライダーはライダー3号、その名はヴイスリャー! の原型だったわけである。

 

(文責/ゲルショッカーT橋)

 

仮面ライダー ショッカーライダー柄Tシャツ

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