新作映画も公開されブーム再燃のキカイダー! そんなさなか、2014年4月27日(日)に行われた

スーパーフェスティバル@科学技術館「元祖『人造人間キカイダー』トークライブ」レポートのVol.1をお届けします!

ヒーロー、ライバル、そして生みの親のひとりが集った豪華メンバーによるトークライブは黒山の人だかりでした。

その熱気溢れるもようをweb上に再現!!

 

■=司会(木原浩勝氏)

ゲスト★

人造人間キカイダー=ジロー役 伴 大介氏

脚本家 長坂秀佳氏

ハカイダーの声 飯塚昭三氏

KIKAIDER REPO2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■(司会):まず伴さんからお話を伺いたいのですが、もうぶっちゃけてお聞きしますけれど

人生の中で『キカイダー』のジロー役を演ったことは、その後を含めて

どのくらい大きかったものなんですか?

 

伴氏 : そうですね、やっぱりほとんどいまジローでいっぱいというか、キカイダーでいっぱいというか……

そん人生になっていますけれども(笑)。

 

■  : やっぱり従来のヒーローアクションではなく、新しいヒーロー像を創ろうという決意が固かったということで

よろしいですか?

 

伴氏: それは自分ではそんなに決意が固いっていうことはありませんで、

とりあえず「これは演らなければならん」ということで。

 

■  : 主役として?

 

伴氏: はい。やっぱり夢中で演っていたということです。

 

■  : 長坂さんは『キカイダー』の世界を構築されたわけですけれども。

『キカイダー』ワールドを描かれるにあたって、最も注意されたことはなんだったのでしょう?

 

長坂氏: 構築っていったってサ、先に何本か伊上(勝)さんがやっていて途中から入ったんだけど、

試しに放送を観てみたらすごい明るくて。

でも、デザインを見たら人体模型みたいに赤と青になってるわけョ。

石ノ森さんのこのデザインの意味するところが要するに、善と悪の葛藤なんじゃないかと思いまして。

けれども、それまでのホン(脚本)はそこをあまり突いていなかったので、

そこを柱にひとまず二つの心がぶつかり合うところ際立たさないと思って、

あれは石ノ森さんの素晴らしい発明だと思うんだけど、善と悪を判断する装置……

つまり良心回路。あれに注目したんです。

 

■  : いわゆる悪魔の心と戦う良心回路の設定に。

 

長坂氏: そうそう。

 

■  : ヒーローがあんなにもがき苦しむ姿はそれまであまり観たことがありませんでした。

 

長坂氏: つまり石ノ森さんの狙いはそこにあったはずなんで、

それを際立たせないと『キカイダー』という作品が『仮面ライダー』と同じになっちゃうと思った。

ひとつの体に二つの心があって、それが戦うということがこの作品の目玉だと思ったわけ。

だからデザインから逆算して考えて話を作った。

石ノ森さんのデザインは、悪役もデザインだけ先にくるんだよネ。

それで、設定とか残りのキャラクターはこっちで作ることができるから、その辺の作業が楽しいかったな。

あらかじめデザインを渡されて、それを自分で飲み込んで新たに構築するというネ。

 

■  : 番組当初、そのものが善と悪の、青と赤の葛藤で進めていながら、

今度はポジションで善のキカイダーと悪のキカイダーであるハカイダー登場という考え方に至っていくのは、

その流れのひとつですね。で、その悪のキカイダーを任された役者さんがここに。

当時の思い出話なんぞをひとつ、伺いたいと思うのです。

 

飯塚氏: 突然お話を振っていただいて、(ハカイダーというキャラクターに関する)お話をいろいろ聞いて、

喋りいいようなやりにくいような……お元気ですか?

 

< < 場内爆笑 > >

 

飯塚氏: (長坂)先生はお元気ですか? いろいろお世話になりまして。

あなたにはずいぶん殺されました(笑)。

 

< < 場内爆笑 > >

 

■  : ひょっとして(長坂)先生とは初対面ですか?

 

飯塚氏: 現場ではお会いしていないんですよ。

僕の場合、スタジオやロケ先でなく声を出す録音スタジオが現場だったので、

そこに脚本家の先生はほとんどお見えにはなりません。

ハカイダーというのは、事務所が無責任に「これを演れー」と持ってきたお話だったんです。

それはもちろん、先生が無責任ということじゃなくて(笑)、

『キカイダー』の前にやっていた仕事がありまして。

そう、『好き! すき!! 魔女先生』(’71年)。そのあとが『超人バロム・1』(’72年)。

ドルゲ~~、ドルゲね。そのあとがこのハカイダー。

つまり何が言いたかったかと言うと、それまでずっと悪の権化みたいな役を演っていながら、

そのあとに初めてこう演り甲斐があるというか、ハカイダーの役をいただきまして。

(伴さんを指して)こっちがギターかなんか持って出て来て格好いいし、

ハカイダーはハカイダーで口笛なんか吹いて黒づくめで格好いい。

で、僕はどうしてこの役が自分に来たのかなぁ?と。

つまり「(いつもの飯塚昭三笑いで)ウェワハハハ!」なんて演ってるそのあとに来た役だったので。

非常に戸惑ったんですよ。二枚目でもなくちゃいけない、でも悪いこともしなきゃいけない。

いろいろと想い入れがある。初めての悪の二枚目というか。そんな感じで演らせていただいて。

大きな悪とか怖い役はデン! と構えて演れるんだけど、この役は構えられなくてね。

そんな感じで非常に戸惑いながら演っていた憶えがあります。

 

ヒーロー、ライバル、そして作家という三者三様の立場からの発言に会場は大いに沸きました。

Vol.2もお見逃しなく!!!☆

 

KIKAIDER REPO1

 

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