前回に引き続き、今回も、

アマゾン当時の思い出を岡崎さんに語っていただきます。

最後には、特別ゲストもいらっしゃいますよ!

 

  1.      アマゾンといえば、パンツ1枚で、野生児だとか、

日に焼けた肌っていうイメージがありますが、

あれはドーランをたくさん塗られてたんですか?

岡崎:ドーランはあんまり塗らなかったんですよ。

  1. ★     あんなに日に焼けておられたんですか?

岡崎:そうですね、もともと、肌の色は普通の人より黒かったんです。

   それと、僕はアウトドアが好きで、東京に出てきてからも結構やってましたから、

今で言うと、日焼けサロンによく通っている人ぐらいの色をしていましたね。

  1. ★     あの色は地肌だったんですね。

岡崎:もちろん、時々ドーランを塗ることもあるんですけど、

その日が二日酔いだったりすると、目の腫れを隠すために、

ドーランの上からまぶたにシャドウを塗るんですね。

そうすると、シャドウなんかもう真っ黒で、

どこか場末のオカマさんみたいな厚化粧になってしまって(笑)

実際、DVDを見返して、妙に厚化粧な時はありましたね。

帰ってご覧になったらわかると思います。

 

  1. ★     それにしても、地肌であの野性味溢れたアマゾンをやられていたとは驚きです。

仮面ライダーの撮影では、普通のドラマにはないような

大変な要求等があったと思いますが、これは大変だった、

というような思い出はありますでしょうか?

岡崎:一番印象に残っているのがですね、ヘビ獣人の回ですね。

   富士急ハイランドでのロケーションだったんですよ。

   それで、ジェットコースターの一番前にカメラマンが構えてまして、

僕が線路にまたがって、

ジェットコースターをなるべく引き付けて避けてくれ、という。

   しかも、避けるところが小さな逃げ場しかない。

   撮影の時は、無我夢中でやりましたけど、線路に上がる時も、

一番下から歩いて上っていくんですよ。後から考えると怖いなあ、と。

  1. ★     あれって、線路から、下は丸見えですよね…。

岡崎:下丸見えですよ。そうとう怖いですよ。

   それで、自分はそもそも、高所恐怖症なんですよ。

   ベランダから下を覗いて、手すりは大丈夫かなって思うだけで、

足がゾクゾクするんですよ。

   でも、何故か撮影に入っちゃうと、神がかり的に、やっちゃうんですね。

  1. ★     腹が据わっちゃうわけですか?

岡崎:腹は据わってないんでしょうけど、やらねばっていう気持ちが働いたのか、

現場のそんなんじゃ許さんぞ、という空気が勝っていたのか、

なんとなく、何でもやれてしまったという感じですね。

   さすがに凄い映像を撮れただろうと思ったんですけど、僕としてみれば、

それほど迫力のある映像になってなかったな、というのが残念でした。

  1. ★     あの時あんなに緊張感と凄さがあったわけだから、映像はもっと凄いぞ、

と思っていたら、あれ、もう終わり?っていう。

岡崎:そうそう、映像の世界っていうのはそういうの多々あると思うんです。

 

  1. ★     当時は、街を歩いている時に、さぞや、

「あ、アマゾンだ」みたいなことがあったんじゃないですか?

岡崎:まぁ、東京の方っていうのは、「あ、アマゾンだ」と認知しても、

そう驚かないんじゃないですか?

   そんなに、反応はなかったですね。

   子ども達は、「あ」、ってみつけると、

サインしてもらっていいですか?ってことになりますけどね。

  1. ★     そうですか。今日は、「あ、サインしてもらえるんですか」っていう人が
  2.    こんなにいるわけです(笑)

岡崎:生まれて初めてかもしれないですね(笑)

   本当にありがたいことだと、痛切に感じております。

ありがとうございます。

  1. ★     いえ、アマゾンとまではいかなくても、遠く長崎から、

わざわざいらして頂いて、こちらこそ本当にありがとうございました。

 

さて、ここで、少しだけ特別ゲストです。

仮面ライダーの生みの親、平山亨さんが舞台に上がります。

  1. ★     ここで、先生からみた、アマゾンの主役岡崎さんは、

どのような男だったのかというお話をお聞かせ願いたいと思います。

平山:とにかくね、かっこいい、これに尽きる。

みんなかっこいいけどね、特別かっこいい。

多分、ここに来て下さってる方々もね、

かっこいいお兄ちゃんだなって当時思ってくれてたと思うんだよね。

アマゾンに変身するとちょっと怖かったかもしれないけど、

岡崎さんの姿にはね、女の子もかっこいいと思っていたと思いますよ。

   だからね、石森先生が描いてくれたアマゾンとね、

実際の岡崎さん自身の魅力がどっちもあったね。

   片方は少し怖いけど、片方はかっこいい、というふうに。

 

  1. ★     岡崎さんは、当時の平山プロデューサーのことを覚えていらっしゃいますか?

岡崎:覚えていますよ。本当にもう、今と変わらず元気の良いね。

小さいけれどパワーのあるプロデューサーだという印象をよく覚えていますね。

 

  1. ★     よく覚えている言葉なんかはありますか?

岡崎:先生が、僕の顔を見ると、岡崎には悪いことをしたなっておっしゃるんですよ。

   とにかく、先生のお言葉によると、ああいう格好や嫌だっただろうと。

パンツ一枚で映像に出るわけですから。

   先生は、かわいそうだな、

本人恥ずかしいだろうなって考えてらっしゃるようなんですね。

平山:最初は、当然、

素晴らしくかっこいいスーツを着るもんだっていうのを想像しているわけでしょ。

   でも、アマゾンの山本大介ってのは、間違いなくパンツなんだよな。

   だから、俳優さんとしては嫌だなって思ったんじゃないか、って思ったんだね。

岡崎:先生は、スーツを着させてあげられなかったから、

      申し訳ないと思っていらしたんですね。

平山:アマゾンの一番のヒントになった映画でね、

「ターザン」という映画があるんだけど。

   もちろん、最初はパンツなんだけど、何作目かでがらっと変わって、

かっこいいスーツを着るんだよね。あれがかっこよかった。

   それで、岡崎君には、

3話目か4話目かで真っ白なスーツにする、って言ってたんだけど(笑)

   でも、彼の野性味溢れる姿が最高だってことになって、

とうとう最終回までスーツじゃないんだよね。

   それで、彼が打ち上げの時に、ジョークで、

「平山プロデューサーに騙されました」、なんて言うから、

もう申し訳なくてね(笑)

   今日も、しまったなと思ったのは、

白いスーツを用意してあげたらよかったと(笑)

   見てごらんよ、このかっこいい姿。

  1. ★     平山さん、よくぞ言ってくれました。

では、そのかっこいい姿を、ポーズをとってみせてもらいましょう。

最後に、観客全員の「アーマーゾーン」の掛け声で、

岡崎さんはポーズをとってくれました。

最後まで爽やかな笑顔の岡崎さん。

本当に、遠くからお越し下さり、ありがとうございました。

平山さんも、貴重な思い出話を、本当にありがとうございました。