-夏ですね。番組の5人もポロシャツシーンが増えてきました。ところで、今回5人はポロシャツを着ていますがポロシャツに決めた理由はありますか?

矢田:「これも実際のモータースポーツスタッフの方が着用するインナーを参考にして決めました」

 

-炎神戦隊ゴーオンジャーでは早輝ちゃんがゴーフォンにストラップをつけていますが、これは監督のアイデアとお聞きしましたが、どのような経緯で決まったのでしょうか。

矢田: 「元々ゴーフォンにストラップ用のホールがあったので、ストラップ付けてみましょうか、と衣装合わせの際に渡辺監督から提案がありました。通例だとぶら下 がって撮影に支障があると考えちゃうんですが、敢えて監督は『可愛く明るい早輝のキャラクターを醸し出すに効果有り』との計算もあったようですね。」

 

-ストラップの5色のクマは実生活で女子高生である早輝ちゃんのアイデアだそうですが、出演者の方にアイデアを参考にするようなこともあるのですか?

矢田:「衣装や小道具合わせの場で俳優さんのマイブームとか、実際に身につけているお気に入りにとかからヒントを頂く事もありますね。やっぱりご本人が使っているアイテムってゆうのは、当然一番馴染んでいてフィットしているのでイメージが掴み易いのもありますね」

 

-ゴーオンウイングスが登場しましたが、ゴーオンウイングスはフライトジャケットですね。こだわりなどありますか?

矢田: 「戦闘機パイロットと言えば『フライトジャケット』は外せないと。その上で、ゴーオンウイングスが、ゴーオンジャー5人よりスキルのあるプロ戦士である 点、セレブリティな設定を念頭に、生地選び・ワッペンデザインなど検討を重ねました。金色・銀色は、ややもすると某ビールメーカーの販促ジャンパーぽく見 える懸念があり難儀しました。
華美すぎず地味すぎずで色々検討を重ねつつ、カメラ映りや全体を引き締める効果を考慮しアクセントに『赤』を採用した点でしょうか。」

 

-ジャケットの左腕の赤いテープは、矢田さんのアイデアだということですが、何か狙いのようなものがあるのですか?

矢田:「実は製作担当さんの私物MA-1ジャケットを見ていたら付いていたので”これはマストパーツ”なのかな、とリアル感を出すんなら付けた方が良いと思ったのと、アクセントになれと。」

 

-衣装は一年間に何着くらい使用するものでしょうか。かなり激しいクションもされますよね。

矢田:「撮影での使い方にもよりますが、各7〜10着程度です。」

 

-矢田さんといえば、スーパー戦隊シリーズを何作も担当されていますが、なにか印象に残っている過去の衣装などあれば教えてください。(矢田さんが担当された商品でなくても、たとえば子供の頃のみたTVの衣装とかでもよいです)
矢田: 「カクレンジャーで当時の東映・吉川プロデュサーの指示を受けて初めてスタイリストに衣装をお願いして5人それぞれハンドメイドで個性的なコスチュームを 作った事。あとはゴーゴーファイブで初めてバンダイさんと一緒に変身前衣装を作ったことでしょうか。これを機に衣装面でバ ンダイさんとのパートナーシップが続いています。」

 

-最後に何か読者にあればお願いします。

矢田:「スーパー戦隊シリーズのコスチュームは、チーム感を出す為に統一性を持たせる事が多いのですが、そんな中でも各キャラクターの個性を出す様々な工夫やアイデアを盛込んでいます。今後もますますコスチュームにご注目頂ければと思います。」

 

-今後もゴーオンジャーを応援しています!お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。

 

番組を盛り上げる上で大事なキーである衣装、それがきまるまでには相当の紆余曲折があったと思います。

次回はバンダイの衣装製作の担当者に迫っていきたいと思います。